パーキンソン病がどうして発症するか
根本的な原因は分かっていませんが、
脳の中にある「黒質」の細胞が減少し、
神経伝達物質のパーキンソン病が
少なくなっている現象が見られます。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]アセチルコリンとは[/ip5_ornament]
そうなると、同じ神経伝達物質の
「アセチルコリン」が相対的に
多くなっていることになり、
両者のバランスが崩れていることを
意味しています。
そのために、パーキンソン病の治療薬として、
・ドーパミンを増やす薬（Ｌ－ドバ、
ドパミンアゴニストなど）
・アセチルコリンを減らす薬（抗コリン薬として、
トリヘキシフェニジルなど）
を選択することになります。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]便秘になりやすい理由[/ip5_ornament]
しかし、いずれも消化管の緊張や運動性を
減少させるように作用するため、
便秘になりやすくなります。
自律神経は、大腸に溜まった便を
肛門から体外へ排出する「腸のぜんどう運動」を
調整しますが、パーキンソン病により自律神経の
働きが低下するため、「腸のぜんどう運動」も
悪くなり、便秘しやすい状況になります。
その上、治療薬の働きによって
さらに便秘になる可能性が高まることから、
パーキンソン病の患者の方にとって
便秘は厄介な問題になる訳です。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]便秘を解消するには[/ip5_ornament]
そこで、便秘を解消するために
気をつけておきたい項目を挙げてみます。
①野菜など、食物繊維が豊富に含まれている
食品を多く摂取する。
生より火を通した野菜の方が量的に多く食べられる。
②運動不足になると腸の働きが悪くなるので、
普段から散歩や体操など身体を動かすようにする。
③乳酸菌、オリゴ糖が多く含まれる食品も
オススメ。副作用がない。
④それでも便秘が解消されないようであれば、
主治医に相談してみる。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]まとめ[/ip5_ornament]
パーキンソン病によって自律神経の働きが悪くなったり、
治療薬の副作用のために、便秘になりやすくなります。
食物繊維が多く含まれる野菜を摂取したり、
身体を動かしたりすることで腸の働きを
回復させたいところですが、
それでも効果がなければ、主治医を相談してみると
よいでしょう。
