パーキンソン病の症状 | 歩き方に注意

パーキンソン病の症状として、
少しずつでしか足を前に
出せなくなる小刻み歩行が見られます。

傍から見ても、歩くのに時間がかかるので
日常生活が大変だろうと思わざるを得ません。

パーキンソン病を発症する方の多くが
高齢者であるため、ちょっと転倒しただけで
骨折してしまい、寝たきりになってしまう
可能性があります。

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パーキンソン病での歩行障害

パーキンソン病で見られる歩行障害として、
次のような症状が見られます。

①小刻み歩行

歩幅が極端に狭くなり、チョコチョコっと
歩くようになる症状が見られます。
運動症状の緩慢の影響です。

②すくみ足

歩き始めるときや歩いている途中で、
いきなり歩けなくなる症状です。
狭い場所や方向転換する時にも
足を踏み出すのが難しくなります。
これも運動症状の緩慢の影響です。

③突進歩行

体が前のめり状態になって突進しているような
歩き方になり、歩き始めると止まらなくなる
症状です。姿勢反射障害というバランスが
取れなくなった影響で発生します。

歩行障害を防ぐコツ

こういった症状が出ると転倒しやすくなるため、
安全に歩くコツを下記列挙してみます。

・慌てると足がもつれやすくなるので、
 まず落ち着くこと。

・頭の中で、「1・2・1・2」とリズムを取りながら、
 歩くようにする。

・前かがみの姿勢にならないように気をつけ、
 アゴを引いて胸を張り、背筋を伸ばしながら
 歩くようにする。

・無意識に動作が小さくなりがちになるので、
 腕を大きく振り、膝を高く垂直に
 持ち上げるよう感じで、足を出来るだけ前に
 出すように意識する。

・カカトから地面につくように足を下ろす。

・方向転換が難しかったら、
 手すりなどの物につかまりながら
 身体の向きを変える。
 足を肩幅と同じくらいに開き、
 一方の足を軸に半円を描くように
 方向転換するのもよいでしょう。

・滑り止めが靴を履く。

・両手に荷物を抱えていると、転倒時、
 咄嗟に手をつくことが難しいので、
 少なくとも片手はフリーにしておく。

・転倒に備えて頭部を守るために、
 衝撃吸収素材などでできた保護帽を
 かぶるのも良い。

まとめ

パーキンソン病を発症すると、
小刻み歩行などの症状も出てきます。

転倒して骨折すると完治までに時間がかかるため、
寝たきりになる可能性があります。
そうならないような歩き方のコツを
覚えておきたいものですが、
リハビリで足腰を鍛えたり、
自宅をバリアフリーにしておくとより安心です。

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