パーキンソン病 | 悪性症候群ってなに?症状は?

抗精神薬には副作用があるため、
服用には主治医の指示をきちんと
守らなければなりません。

頻度は稀ですが、
悪性症候群」という症状が発生することがあり、
あらかじめ知っておいた方がよいでしょう。

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悪性症候群の症状

症状として、
・発熱
・意識障害(意識がボーッとしたりすること)
・錐体外路症状(筋肉がこわばったり、
四肢の震えや痙攣が出ること)
・自律神経症状(血圧が上がったり、
脈が速くなったりすること)
・横紋筋融解(筋肉が破壊されること
による筋肉痛)
が見られます。

悪性症候群の原因

なぜそういう症状が出るのか
根本原因は分かっていませんが、
ドーパミン受容体が関係していると
言われています。

パーキンソン病は、
ドーパミンの分泌が通常より少なくなる症状が
見られることから、その分泌を促す薬が
処方されます。

そのために、副作用として「悪性症候群」が
起こる可能性があるわけです。

特に副作用が起きやすいのは、
患者さんが勝手に薬の服用量を調整するとき
だといわれています。

薬の服用量を急に増やしても、
急に減らしてもよくなく、
少しずつ服用量を調整しなければ
なりませんが、医師でないとそういった
判断が出来ません。

服用量を急に増減させると、
副作用が発生することは下記データでも
明らかになっています。

24時間以内に発症 :16%
24時間以降、1週間以内の発症:50%
1週間以降、30日以内の発症 :30%
30日以降の発症 :4%

もし、「悪性症候群」が発生した場合、
死亡する可能性が捨てきれないことから、
入院して治療を行わなければなりません。

原因となる薬の服用は中止されますが、
急に中止すると「悪性症候群」が
発生する可能性もあることから、
慎重に服用量を調整します。

まとめ

ドーパミン受容体が関係していると考えられる
「悪性症候群」については、抗精神薬の服用量を
大幅に変更した場合に副作用として発症する傾向が
見られます。

入院して、水分補給をしっかり行いながら、
原因となった抗精神薬の服用量を
調整しながら治療を受けることになります。

自分勝手に服用量を調整せず、
医師の判断に従うようにしましょう。

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