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若年性パーキンソン病とは?

パーキンソン病はお年寄りに見られる疾患で、
筋肉がこわばったり、小刻みに歩行したり
するなどの症状が見られます。

ところが、若くして発症するケースが
見られます。

40歳以下、稀に10代でパーキンソン病を
発症する場合を「若年性パーキンソン病」
と呼びますが、日本では5,000~10,000人
の患者さんがいると考えられています。

アメリカの俳優で
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
で主演したマイケル・J・フォックス氏も
その一人です。

現在は俳優を一度辞め、同じ病気で
悩む方を支援する財団を組織し、
「若年性パーキンソン病」への理解を
深めました。

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[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]若年性パーキンソン病の7つの特徴[/ip5_ornament]

さて、「若年性パーキンソン病」の
特徴として、次の7つが挙げられます。

①遺伝性のことが多い

身内でパーキンソン病を発症している
ことが多いため、家族性パーキンソン病
とも言われます。

老齢で発症するパーキンソン病と
原因やメカニズムが大きく違うと
考えられていますが、
まだ詳しいことは分かっていません。

② L-ドーパが長期間よく効く

パーキンソン病では、中脳の黒質という
神経細胞が変性してしまうために、
そこで作られる神経物質のドーパミンが
減少する現象が見られます。

そのため、治療薬としてド-パミンの
不足を補う「L-ドーパ」が処方されますが、
若年性パーキンソン病の方に投与すると
劇的に改善し、また長期間に亘って
効果が持続します。

効果が長期間維持されるとしても長年飲み
続けていく内に、効果が表れる場合と
そうでない場合の落差が激しくなる状況
ウェアリング・オフ現象)が
見られるようになり、体調の良し悪しの波に
苦しむようになります。

③初期症状や経過の特徴

若年性パーキンソン病の初期症状として、
筋肉のこわばりが酷く、持続的または
不随意的に筋肉が収縮したり
固くなったりするジストニアのような
原因不明の痛みを伴うこともあります。

また嗅覚障害も見られることが
ありますが、いずれにしても病状の進行が
かなり遅いのが特徴です。

④ジスキネジアが出やすい

ウェアリング・オフ現象が見られる
ようになって、体調が良いときには
問題が生じないかと言えばそうとは
限りません。

ジスキネジアと呼ばれる不随意運動によって、
自分の意志とは無関係に手足が動く現象が
起きる場合があります。

薬の効果が強すぎてドーパミンが過多に
なっているのが原因で、ひどく汗をかいたり、
とても疲れたりします。

薬の種類や服用量、飲むタイミングなど
主治医と相談しながら微妙に調整して
いかなければなりません。

⑤睡眠効果が明確

若年性パーキンソン病において、寝起きの
段階では調子がいいことから、睡眠効果
はっきりしています。

睡眠をしっかり取れるようにすることが
体調管理面で大切です。

⑥自律神経・精神症状が多い

パーキンソン病の四大症状として、
振戦(ふるえ)、筋固縮、無動、姿勢反射障害が
よく見られますが、
若年性パーキンソン病は特に自律神経症状や
精神症状が見受けられます。

自律神経症状として、便秘、汗をかきすぎる、
頻尿、性機能障害などが、精神症状では
依存症、摂食障害、性欲亢進が特徴として
見られます。

⑦頭はしっかりしている。

パーキンソン病になると、発症から20年以内に
80%が認知症になると言われますが、
若年性パーキンソン病であれば、
認知障害になることはあまりないそうです。

[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]まとめ[/ip5_ornament]

若年性パーキンソン病では、遺伝子の研究が進み、
病気を引き起こす遺伝子がいくつか見つかっては
いますが全てではなく、
また何故発症するのかの原因も解明されていない
状況です。

しかしながら薬の服用によって病気を
コントロールしやすいので、
主治医を相談しながら対応していきましょう。

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