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パーキンソン病 | 症状の初期段階ではどうなる?

パーキンソン病の症状については、
「手の震え」や「筋肉のこわばり」と
いった運動症状と、「不眠」「便秘」
「うつ」などの非運動症状の二つに分かれます。

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[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]ホーエン&ヤールの重症度分類[/ip5_ornament]

パーキンソン病の症状の程度は、
「ホーエン&ヤールの重症度分類」に基づいて
判断、区分されます。

ステージ0:パーキンソン症状
(パーキンソニズム)なし。

ステージⅠ:体の片側だけに症状あり
(一側性パーキンソニズム)。

ステージⅡ:体の両側に症状が発生
(両側性パーキンソニズム)。

ステージⅢ:軽度~中等度のパーキンソニズム、
姿勢反射障害(前かがみの姿勢になって、
すり足で小刻みな歩行にある)がある。

ステージⅣ:高度な障害を示すが、介助なしで
辛うじて歩行可。

ステージⅤ:ベッドまたは車椅子生活を
余儀なくされる。

[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]パーキンソン病の発症例[/ip5_ornament]

さて、パーキンソン病が発症すると多く見られる
症状は、手の震え(振戦)です。

ひざの上に手を置いたときに震えが目立ち、
手を動かすと止まります。

また、手足の動きが悪くなる症状も
よく見られますが、「痛みやしびれ」といった
感覚的な症状からパーキンソン病だと
判明することもあります(例えば、五十肩が
いつまでも治らず、その内に振戦の症状が
出てくるなど)。

また、嗅覚が低下するのもパーキンソン病に
よく見られますが、パーキンソン病を発症する
4年前位から兆候として表れることもあります。

非運動症状の初期症状として、「便秘」や
「嚥下障害」も観察されるほか、排尿や発汗の障害、
起立性低血圧も起こります。起立性低血圧など
自律神経症状が見られるときは、
「多系統萎縮症」という脳の疾患の可能性も
考えられます。

[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]便秘[/ip5_ornament]

さて「便秘」についてですが、腸管には
次の3つの働きがあります

①蠕動運動→腸管の中の食べものを運ぶ働き
②直腸や肛門での畜便→便を貯めておくこと
③排便

蠕動運動(ぜんどううんどう)は、
腸管の壁の中にある自律神経
「神経叢(しんけいそう)」によって
調整されています。

パーキンソン病を発症すると蠕動運動の
動きが低下し、便秘になりやすいと言われて
いますが、運動症状よりも早く見られる傾向が
あります。

便秘が長引くと、腸閉塞のリスクばかりか、
治療薬の吸収が悪くなるために運動症状の
改善が図られなくなります。

食物繊維の摂取と多めに水分を摂ること
普段から心がけるようにしましょう。

[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]嚥下障害[/ip5_ornament]

また「嚥下障害」について、食べ物は
嚥下(えんげ)運動」によって、
口から胃に送られますが、パーキンソン病で
飲み込むことが出来ない「嚥下障害」も、
下記特徴が見られます。

①パーキンソン病の患者の約半数に存在
②病気の初期からみられることもある
③ヤール重症度分類とは必ずしも関連しない
④嚥下障害の自覚が乏しい
⑤むせない誤嚥も多い

嚥下障害によって肺炎などを併発することが
あるために、嚥下障害の治療は、
患者さんの寿命にも影響があります。

[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]まとめ[/ip5_ornament]

パーキンソン病の症状として、運動症状と
非運動症状の二つが見られます。

いずれもパーキンソン病の発症の初期兆候として
表れるものも多いため、普段と違う症状が
見られましたら専門医に相談するように
しましょう。

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