パーキンソン病を発症して、お医者さん
から指示された薬が大量で、日中も何回か
飲む必要があるケースがあります。
ある方の場合、朝、昼、晩で下記服用
されています。
(朝)ブロプレス、プレドニゾロン、
パリエット、ミラペックス、リピトール、
セレニカ、エフピOD、ムコスタ、
イーシードパール、マグラックス、
レパミピド、ナウゼリン
(昼)エフピOD、ムコスタ、
イーシードパール、マグラックス、
レパミピド、ナウゼリン
(夜)ムコスタ、イーシードパール、
マグラックス、レパミピド、ナウゼリン
さすがにちょっと多い気もしますが、
副作用を恐れて、薬を飲まない方も
中にはおられるのではないでしょうか。
ご本人の独断で飲む回数や時間帯を
変えると、一時的に服用量が多くても、
効果の判定が困難となり、薬の種類や
量が適切かどうか医師の方で判断が
出来なくなります。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]治療薬の副作用[/ip5_ornament]
もちろん、副作用として、便秘、
幻覚などの精神症状や眠気、
吐き気などの症状がみられることが
ありますが、2ヶ月程度で解消されます。
パーキンソン病によって運動量が
低下して筋力が衰える結果、
排便力が衰えることがよくあります。
また自律神経の働きが悪くなることで、
大腸の蠕動運動が低下することもあり、
パーキンソン病の患者さんは
便秘がちになります。
幻覚については、パーキンソン病
初期段階で発生することはあまりなく、
高齢、長期に亘る治療期間、
認知症がある場合に出やすい傾向があると
言われています。
眠気については、抗パーキンソン病薬
(ドパミンアゴニスト等)による副作用で
多く見られ、日常生活で支障を来たす
場合には医師と相談する必要があります。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]副作用への対処[/ip5_ornament]
基本的には、パーキンソン病で投与される
薬において、重大な副作用を発生させる
ものは少なく、仮に副作用が発生しても
投与量を調整することで抑制できます。
薬の服用を勝手に中断すると、
症状が悪化するだけでなく、
高熱や体の硬直、意識障害、無尿な
ど悪性症候群が発生することも
あるので、必ず医師に相談しましょう。
[ip5_ornament design=”bg-deco-postit4″ width=””]まとめ[/ip5_ornament]
パーキンソン病での治療薬では、
重篤な副作用が発生する薬はほとんど
ありません。
規定量を服用しないと
症状が改善されないどころか、
勝手な判断で投薬を止めると
高熱や体の硬直、意識障害、
無尿の症状が発生することが
あります。
問題があれば、医師に必ず
相談するようにしましょう。